原発を巡る旅
 2014年夏の「旅のレポート」です。
  ブログをまとめました。

○原発巡りの旅
 私/後藤は、3.11・福島原発事故から毎年も夏休みを利用し、
  被災地を巡り、復興の現状をこの目で確かめてきました。
 被災地/福島は、原発事故の放射能の影響で最悪の被害を受けました。
 被災地巡りも、「原発・地熱発電所 巡り」を加えました。
 昨年/2013年までに、北半分の原発・地熱発電所を巡り、
        今年は、
    
行った事のない原発・地熱発電所
  
志賀原発、敦賀原発,ふげん(廃炉)、美浜原発、もんじゅ、大飯原発、高浜原発、
  人形峠、上関(予定)、玄海原発、川内原発、山川地熱、大霧地熱、八丁原地熱、伊方
原発、   
     
を一度に全部巡ってみよう!!
 と決め、7/29〜8/15 走行距離/4547Kmの旅をしてきました。
 
下の日本地図、今回のルートを赤線、宿泊地は黒丸で示しました。
      
 原発を全部巡ったところで、もちろん、原発の中には入れません。
 自分の目で原発を眺め/見て、空気を吸い、原発の回りを走り、
 PR館などで説明を聞く。
 これだけで、「原発」がわかる訳ではありません。
  しかし、
 今回も、様々な事を考えさせられた旅でした。


<石川県>
○志賀(しか)原発
  7/29=東京をスタート、途中、奥飛騨キャンプ場で一泊。
   
東京→(中央高速)塩尻北→安房峠(国道/158号)→奥飛騨(国道/471号)
  7/30=ブリで有名な氷見で海鮮丼を食べ、和倉温泉で足湯に浸かり、
     最初の目的地、志賀原発がある能登半島の西側/石川県羽昨郡志賀町へ。
   
奥飛騨→富山(国道/41号)→氷見(国道/415号)→七尾(国道/160号)→志賀(国道/249号)
   
○立地
  志賀原発(北陸電力)は、1号機/54万kw、・2号機/135.8万kw ともに沸騰水型の原子炉。
  平成18年運転開始という新しい原発だ。
  原発敷地と海の間に県道36号線が通っているので、燃料棒を冷やす海水の取水路・放水路を
  海底トンネルを使用している。また、下の写真のように、船着き場を出島方式にし、防波堤まで
  作っている。
http://www.rikuden.co.jp/outline1/equipment.html←ここをクリックして下さい
   
○安全対策
  福島第1原発事故を受けた安全対策
(http://www.rikuden.co.jp/tousyataiou/attach/taisaku2.pdf )としての
  防潮堤(下写真の赤矢印)が出来、道路(県道36号線)から原発内部がほとんど見えない。
   

○アリス館
  原発にはPR館があり、子供に対する「原発は安全」という洗脳?を行っている。
  志賀原発には、アリス館というPR館がある
(http://ja.wikipedia.org/wiki/アリス館志賀)
  児童文学の「不思議の国のアリス」から名をとっただけあって、入口を入ると
   
  の大きなスペースが現れ、志賀原発のPR(洗脳?)を楽しくやってくれる。

○能登原子力センター
  もっと大きな洗脳?機関が、志賀原発から6kmほど離れた能登原子力センターだ。

    (http://www.noto-gen.or.jp/pages/about.html)
  能登原子力発電所(志賀原発の当初の名称)は、国の要対策重要電源の指定を受けた
  2年後に事業目的を
  「
広く県民一般に原子力の平和利用に関する知識の普及活動を行う事を目的とする。
  として設立された。
  HPから事業内容(↓以下)を見ると
   「石川県」という自治体が原子力村の一員!!そのもの!!だ
  と証明しているようだ。
   
原子力の平和利用に関する知識の普及啓発活動。原子力に関する資料収集及び公開。
    原子力に関する講習会、講演会、映写会、展示会等の開催。原子力に関する研修会の開催。
    原子力施設見学会の開催。原子力に関する各種広報資料の刊行。
    その他この法人の目的を達成するために必要な事業 

  その上、役員名簿
(http://www.noto-gen.or.jp/common/images/about/yakuin_meibo.pdf)を見ると、
    ○評議員に
石川県議会議員志賀町副町長、北電の執行役員が!!。
    ○代表理事に
石川県企画進行部長
     副理事長に
志賀町長
     理事に、
志賀町議会議長、北電の部長が!!
    ○監事に、
石川県出納室長兼会計管理者志賀町会計管理者、北電の副部長が!!
  原発の立地自治体の首長と議長が、先頭に立って原発PRをおこなっているのだから
  呆れてしまう。

  展示物で一番印象に残ったのが、
   
  さすが、役人????の考えそうな言葉だ。


<福井県>
○原子力館あっとほーむ
  7/31、志賀原発近くの、迷惑施設
かな??と思われる「いこいの村能登半島」を、
  そして、輪島市近くまで北上し曹洞宗大本山「総持寺祖院」まで足を伸ばした。
  のんびりしすぎて時間がなくなり、金沢から北陸自動車道で原発銀座の福井/敦賀
  に向かう。
  敦賀には16時過ぎ、急いで敦賀市内にある「原子力センター/あっとほーむ」へ。
  晩飯は、敦賀名物/ヨーロッパ軒のボリュームタップリの「ソースカツ丼」で大満足。
   
志賀原発→総持寺祖院(249号)→金沢(249号)→敦賀(北陸自動車道)

○ゲームセンター??「あっとほーむ」
  「あっとほーむ」は、福井県にある公益財団法人福井原子力センターが運営している
  福井県にある原発のPR館だ。http://www.athome.tsuruga.fukui.jp/business/outline/index.html 
  原発銀座と言われるだけあって、「あっとほーむ」のHPを開けば、
  福井県が総力を上げて、「原発は安全・必要」と子供・親を洗脳??している事がわかる。
   是非HPをご覧下さい。
 
  「あっとほーむ」のHPの上段には、
   『原子力とエネルギーの学習遊園地
 
 と書かれているだけあって、(原発見学のバス借上げ補助)エネルギー学習バス、
  (出張実験ショー)あっと・ザ・サイエンス、(放射線の出張勉強会)あっと・ザ・セミナー
  と様々な洗脳??
活動を行っている。

  洗脳??教育??の一例を紹介しよう。
   「あっとほーむ←ここをクリックのHPを開いて次の要領で進んで下さい。
      上段の施設のご案内→(左側の)バーチャル館内体験
       →(中央の)「あっとほーむを体験しよう」のスタート
        →(右側の)FLOOR 2
         →(中央画面の左)「あとむハウス(1)」
  そして、「あとむハウス(1)の画面の中でカーソルを左に動かすと、
  下(↓)の写真のゲーム機(スマートボール?)=水の役割ってなぁに?が見える
  と思う!!
   
  上記写真/ゲームの「水」は、が原子炉内の水を意味する。
  そして、『役割』とは、ゲーム機の右にあるパネル(A)に説明があり
   『中性子のスピードを調節しているよ!
      
原子炉の中の水は、熱を外に伝える。ところがもう一つ大事な役目があるんだよ!!
       核分裂の数が増え、熱が出すぎると制御棒のお出ましになるわけだけど、実はその前に

    水が中性子のスピードを調節し、核分裂の数を少なくする役目をするんだよ。』

  と書かれてる。
   
  そして、このスマートボールの「遊び方」(B)は、ボールを中性子にみたて
  ゲーム内のポケットに落す、という!!!洗脳??ゲーム機だ。
  そして、ご丁寧に、
   低温では核分裂はおこしやすい。
   高温ではこく分裂はおこしにくい。

  と注意事項まで書いてある。
   

  夏休み期間中は、毎日、子供向けのイベントが開かれ、7/31も超満員!!だった。
   

○福井県は原子力村の一員????!!!!!
   福井県には、6ヶ所(
敦賀原発、ふげん、もんじゅ/高速増殖炉、美浜原発、大飯原発、高浜原発)
   
の原発があり、原子力村の一員であることが、「あっとほーむ」の役員名簿を見るとよく分る。
    
http://www.athome.tsuruga.fukui.jp/data/h26yakuinmeibo(h26,7,16).pdf
  代表理事に福井県副知事、副理事長に福井県環境安全部長、
  そして理事には、
   
福井県議会議長、福井県議会厚生常任委員長、敦賀市長、敦賀市議会議長、美浜町長、
    美浜町議会議長、高浜町長、高浜町議会議長、おおい町長、おおい町議会議長、各原発会社部長等

  と原発の
立地自治体の議会議長が就任している。
  3.11の福島原発事故が起っても、この様だ。

○福井県が発行するパンフ!
  下の写真(↓)は、「あっとほーむ」におかれているパンレット!!だ。
   
  表紙(上/写真)の上部を拡大すると、
   
   小学生のための やさしい原子力
  と書かれいる。
  福井県の小学生は、原発は安全で身近でなもの!!という偏見をもってしまうだろう。
  上記、わくわく地球号の他に
  「
そうなんだ!!原子力 Q&A」、「いっしょに学ぼう 放射線」、
  「地域情報紙 あっとほーむ」

  のタイトルのパンフレットが置かれていたが、発行元が財団でなく、
  全て
福井県になっており、福井県が原子力村の一員として、子供から洗脳?
  教育を積極的に行っている事が分かる。

○敦賀原発〜高浜原発
 8/1、原発銀座をひたすら走る。
 まず、敦賀を出発し、敦賀原発を通り越して、敦賀半島の最北端にある立石岬まで足をのばした。
 立石岬から山を越えれば、敦賀原発だ。
 地元の方に、立石岬の灯台に学校があったときのことなどの昔話を聞き、原発誘致の過去を
 考えた。
 ゆっくり走っていたら時間がなくなり、高浜原発は明日(8/2)に持ち越し、赤礁崎キャンプ場に
 午後5時に滑り込んだ。
 丁度、8/1は若狭マリンピア2014花火大会が行われ、キャンプ場から小浜湾の向こうに見える
 花火を最後まで眺めた。素晴らしいの一言!!!だった。
  
敦賀→敦賀原発(県-141号)-立石岬→美浜原発→もんじゅ(県-141号)→エルガイア大飯→
  エルどらんど→大飯原発→赤礁崎キャンプ場


 「小学生のためのやさしい原子力 わくわく地球号」の
裏表紙()に詳しく地図が載っていた。
        

   敦賀原発・・1号機(35.7万キロワット)、2号機(116万キロワット)/日本原子力発電
    ふげん・・16.5キロワット/
(独)日本原子力開発機構
     2003年3月運転を終了し、廃止措置溜めの技術水発や研究が行われている。現在 
     研究開発センター(ふげん)と呼ばれている。
    もんじゅ/高速増殖炉・・(28万キロワット)/
(独)日本原子力開発機構
    美浜原発・・1号機(34万キロワット)、2号機(50万キロワット)、3号機(82.6万キロ
     ワット)///
関西電力
    大飯原発・・1号機(117.5万キロワット)、2号機(117.5万キロワット)、3号機(118万
     キロワット)、4号機(118万キロワット)///
関西電力
    高浜原発・・1号機(82.6万キロワット)、2号機(82.6万キロワット)、3号機(87万
     キロワット)、4号機(87万キロワット)///
関西電力

○敦賀原発 と ふげん
  
敦賀原発」と「http://ja.wikipedia.org/wiki/ふげん」は同じ敷地内()にある。
   3・4号機は、福島事故後、建設を中断し、建設準備中となっている。
   (敦賀原発PR館の模型を、私/後藤が撮影し、原発名等を書き込んだ。)
    
  福井県は、敦賀原発が最初の原発でもあり、敦賀半島の突端のこの地を選んだのだろう。
  私/後藤は45年前、学生時代に敦賀原発の近くの海水浴場へ行った事があるが、当時は
  「原子力の平和利用」と言う言葉を鵜呑みにしていた。無関心/勉強不足とは恐ろしい事だ。

  敦賀原発PR館の入口に、この(
)張り紙が!!。
  地元へのサービス!! こんな事までして、原発を地元住民に身近な存在にしている。     
  これも、全て電気料金に上乗せされているとは・・・・。
    


○美浜原発
  「美浜原発」は、敦賀原発と同じ敦賀半島の突端に位置するが、2つの原発を
  つなぐ道路はなく、県道141号線を綱間海水浴場まで戻り、県道33号線を
  右折し、半島の西側に出て北上すると出島のように突き出たところがあり、
  美浜原発がある。

   (↓)
(美浜原発PR館のスライドを、私/後藤が撮影。矢印等は私/後藤が書き込み)
    
  
県道33号線からは橋(A)でつながっているが、事故が起った時に、
  こんな狭い敷地で!! 避難路は橋??? この湾
(B)でとれた魚は???
  疑問と言うより、何でこんな場所に原発を作ったのだろう!!! 
    

○もんじゅ
  美浜原発の通り越し、このトンネル(↓)の先に「もんじゅ」がある。
  このトンネルが避難路とは・・・??? 早く廃炉にすべきだ。

    
  事故続きの「もんじゅ」、現場に立つと、長閑な箱庭の中に・・・、と、 
  錯覚に陥ってしまった。
   

○「大飯原発」と「エルガイアおおい」
  「
大飯原発」は、若狭湾/大島半島の突端にある。県道241号線で行くのだが
  原発までが道路から離れていてゲートまで近づけなかった。
  大飯原発のPR館は、原子炉屋内を1/3に再現したした
  「エル・パーク・おおい『おおいの館』」だが、
  残念ながら=ただ休館中。
  替わりに、世界最大級の超大型スクリーンでのバーチャル体験が売り物、
  「うみんぴあ大飯」にある『エルガイア大飯』がPR館の役目を
  果たしている??。というが、ただスクリーンが大きいだけ、どこかの
  広告代理店が作ったのだろうが、ガッカリだった。

   http://www.kepco.co.jp/corporate/info/community/pr/elgaia/

  うみんぴあ大飯」を調べると、何と資本金4億8千万円の
  「わかさ大飯マリンワールド株式会社」という株式会社!!
   しかし、
   代表者取締役社長が「おおい町長」と書かれている。
   迷惑施設が株式会社と、摩訶不思議!!!!
    https://www.uminpia.com/u_company/
 
○「高浜原発」と「エルらんど」
  下の写真は、国道27号線を右折して県道149号線で高浜原発を通り過ぎ、
  海岸ベリから高浜原発を裏側から撮影した。
  原発は止まっており、じつに静かな光景だ。
   
  
  高浜原発では、「エルどらんど」が興味深かった。
   
http://www.kepco.co.jp/corporate/info/community/pr/eldoland/
  というのも、「エルどらんど」の大きな建物の2階には
  入園料大人/400円、子供/200円の「トロピカルワンダー」という
  
熱帯植物園が存在する。
   
3600以上の熱帯植物園
    7500匹の熱帯魚

  「エルどらんど」は関西電力が運営する施設だ。
  
にもかかわらず、何故、熱帯植物園なのか? と、係員に尋ねると、 
  高浜町から「地元にない施設/観光施設『熱帯植物園』」の要望があり、作った、
  という趣旨の答えが返ってきた。
  また、
  「エルどらんど」には、高浜町からのこんなメッセージが貼られていたので、
  読んで頂きたいと思う。皆様はどう思われるだろう?
   
 
  関西電力の原発の見返りは 
札束!!!! という典型的な例の一つだ。


<鳥取県>
  8/2、赤礁崎キャンプ場を出発、 昨日 時間切れで行けなかった高浜原発を
  まわり綾部へ。
    
学生時代に各駅停車の旅をした際、綾部の駅/待合室で寝て
    始発を待っていると、「シュ、シュ」と音がする。ホームに行くと、
    蒸気機関車が出発準備中。機関手さんに「見せて下さい」というと、石炭を
    釜の中に入れさせてくれた、思い出「綾部」駅だ。

  福知山からは、最短ルートで日本のウラン鉱床がある人形峠に向かう。
  明日の目的地/島根原発に近い蒜山
(ひるぜん)高原にある津黒高原キャンプ場を選んだ。
    
赤礁崎→高浜原発→綾部(真鶴若狭自動車道)→福知山(9号→482号)→人形峠→津黒高原

○人形峠
  1955年にウラン鉱床が人形峠で発見された。子供の頃、学校でウランと言えば
  人形峠と教わった記憶がある。
  品質が低く採算に合わないため、今は、採掘は行っていない。
  現在は、アトムサイエンス館
     宇宙ゴミ・地球近傍小惑星を観測するスペースガードセンター
     採掘が行われていたウラン坑道跡(事前予約が必要)
  がある。
  アトムサイエンス館に、「ウラン開発と安全対策」というパンフがあった。
  
人形峠周辺でも、放射能の監視活動を行っています、と書かれている。
  ウラン鉱床が発見された当時は、放射能に感心がなく、採掘した際に出た捨石を
  7ヶ所の堆積場に捨てていた、という。
  今、ツケがまわり、後始末をさせられているのだ。、
 
  アトムサイエンス館から数百メートル離れたところに、「ウラン鉱床発見の地」
  の記念碑がある。記念写真を・・・。
    



<島根県>
○島根原発
   津黒高原(482号→181号→431号)→境港(県-37号)→島根原発(9号→54号)
    →木次(松江自動車道=無料区間)→三次(中国自動車道→広島自動車道)→広島

○後藤駅
  8/3 昼飯は「境港」で食べようと決め、国道181号線から国道9号線に右折(米子付近)すると、
  左手に「後藤駅」と書かれた標識が目に入った。
  何かの見間違いでは?と思いつつ、すぐに国道から細い道を左折し「後藤駅」を探す。
  信号の下に「後藤駅入口」の文字を見つけ、
    
  早速 右折すると、自分の名前/後藤と同じ「
(JR境線)後藤駅」が見つかった。
  旅は驚きの連続だ、これだから旅が大好き、やめられない。
    
 
○島根原発
  境港で「いわガキ・あごの焼き・マグロの頭身」を食べ、海沿い(県道37号線)
  で島根原発へ向かう。 
  島根原発は、唯一、県庁所在地
(松江市)に立地する原発だ。
  松江から10.5km、25分と近い。
   
  海沿いを走ると、島根原発が見える。
    

  近づくと、頑丈なフェンスの上に鉄条網、監視カメラが延々と続く。 
  他の原発と比べ広い事が分る。
    
 
  余りに広いので、原発/全景の写真が撮れない。
  そこで、PR館にあったモニタリングのパネルから下の写真を拝借した。
  ウィキペディアの写真も参考にして下さい。
    
 
  島根原発の敷地が広いといっても、写真で見ても分る通り、回りを山で囲まれている。
  外部との接続は、トンネルが数本掘られ、海側の道路もに接するという。
  しかし、海側は私/後藤も走ったが道幅は細く避難路等にはならない。
  トンネルでつながっているといっても使い勝手/立地条件が悪いのには変わりがない。
 
  担当者が、もし 福島第一原発のような事故が起っても、山側に宍道湖があり
  地下水が無く、汚染水で困る事がない、といっていた事が印象的だった。 

  島根原発PR館のキャラクターは下の写真の、リッキー・プルプル・モックが
  原子力燃料サイクルツアーに招待してくれる。
  島根原発では、未だMOX燃料は使用していない。
   
  
  島根原発から次の目的地/上関原発まで、260km以上あり、途中 広島に泊る事にし、
  東横in フロント嬢からお薦められた「お好み焼き=みっちゃん」で大満足!


山口県
○上関原発
  8/4 45年ぶりの訪れた原爆ドーム、原爆の恐ろしさを改めて痛感した。
  上関原発予定地は、県道23号線から、細〜くなった道を走り、そして、
  行き止まりの「四代」の港の先、未だ道は出来ていないようだ。

  3.11の事故が起った今でも、原発建設諦めていないようなので、呆れてしまう。
  電源3法交付金の恩恵を受けている上関町。
  原発を原電と称する賛成派、原発の怖さを知っているのだろうか?
  反対派の方々、応援します。頑張って下さい。

  秋吉台秋芳洞に行ったことがなかったので、秋吉台家族旅行村キャンプ場に泊ったが、
  夜中に雨が振り出し、散々な目にあった。
   
広島(2号188号→県/72号)→上関(県/23号→???)→上関原発用地の裏手/四代(???→県道/23号)
    →熊毛(山陽道→中国自動車道)→秋吉台


○原爆ドーム 
  8/6の式典を控え準備がすすめられていた「原爆ドーム」を訪れ、
  ドームの前に置かれた当時の写真をみて、涙が出てきた。
   
  子供の頃から教え込まれていた「核兵器廃絶・原子力の平和利用」の言葉に
  誤摩化されてきたことに、もっと早く気づくべきだった、と反省した。
 
○上関原発
  上関原発は、中国電力が山口県
(山口県と広島県の境)の瀬戸内海に面した
  熊毛郡上関町大字長島に建設準備中の原発だ。
  四国/佐田岬にある伊方原発まで40km程の距離にあり、瀬戸内海/豊後水道の入口だ。
  こんな場所に、原発を作ろうなんて考える連中の気が知れない。
 
  この原発、長年にわたって町内を二分する反対運動が繰り広げられている。
   ココをクリックして下さい。
←このHPを見ると内容が良く分かる。
  上関に入って驚いたのが、『
原電を妨害する人は、上関町に来ないで!!
  と書かれた大きな看板(
)だ。
  「上関町まちづくり連絡協議会」が設置したものだ。
     
  しかもこの看板、原発を原電とわざと書いているからおかしなグループだ。
 
  もっと驚いたのが、
核兵器廃絶 平和都市宣言のまち』の看板だ。
  「平和都市宣言の町」なら分るが、これから原発を作ろう! としている上関町が
  『「核兵器廃絶」とは』、と考えてしまう。
   

  この港(上関町長島四代2区)の向こうが上関原発の予定地だ。
   



<佐賀県>
 
*8/5 台風11号の影響だろう、夜中から雨が振り出した。
  秋吉台をドライブ、と言いたいとこだが大雨で視界が悪い。
  仕方ないので中国自動車道に乗り佐賀県/玄海原発へ向かう。
  どしゃ降りの為、走行車線をゆっくり走っていると、前方に
  岩のようなものがころがっている、驚いてスヒードをゆるめた。
  よく見ると、追い越し車線で乗用車が横転しガードレールに
  突っ込んでいる、付近に人はいない、ドライバーは車の中か?
  止まって警察に電話しなければ 追突されるかも 少し走って
  安全を確かめ車を停め110番した。
 *関門トンネルをくぐり、九州へ上陸。宗像/道の駅で昼食、玄海原発へ。
 *台風11号のスピードが遅い。台風が鹿児島に上陸する前に川内原発に
  行く事にし、ケジュールを変更して熊本まで走る事にした。

  
秋吉台(中国自動車道→3号→495号)→宗像/道の駅(495号→3号→202号→県/23号
  →県254号→県47号→204号)→玄海原発(204号→203号→長崎自動車道→九州自動車道)→熊本


○玄海原発
 *九州電力で最大の玄海原発は、1〜4号機まであり、全て加圧水型軽水炉。
 *3号機は日本初のプルサーマル発電を行い、1号機は原子炉圧力容器の鋼の壁が 
  老朽化でもろくなっており、急速に冷やした場合 破損する恐れがある。
  という代物。
 *再稼働問題では、古川佐賀県知事が絡んだ「九州電力やらせメール事件
  が忘れられない。

○玄海エネルギーパーク
 *玄海エネルギーパークは、玄海原発のテーマパーク。
  写真手前は原発の廃熱を利用した鑑賞用温室 、明るい・楽しい という
  イメージでも作り出そうとしているようだ。
    
加圧水型の玄海原発だから、
      放射性物質を含んだ水/蒸気がタービンや復水器にいかないため、
       原発のわきに観賞用温室を作ることが出来た、という。

       
  
(↑玄海エネルギーパーク/サイエンス館3階の展望室より撮影、赤色の数字の各号機を示す。)

  
サイエンス館(PR館)には、実物大の原子炉模型がある。
    燃料集合体の実物があり、手で触れる事ができる。
    
   下(↓)の写真は、上記写真/ 燃料集合体を下から写したもの、
制御棒
   燃料集合体の中に挿入する位置もわかり、仕組みがよく分る。
   (
制御棒は、燃料集合体と燃料集合体の間に入れるもの、と思っていたので勉強になった。 )
    
 
   
また、「玄海4号機の原子炉容器の中には、燃料集合体が合計で
   193体は入っているが、制御棒を組み込んだ燃料集合隊は53体」
   とパネル
(下↓の写真)で説明している。 
    

   
また、原子炉の運転を停止(核分裂を止める)する「制御棒を挿入」の仕組み
     下から上がる・・・・沸騰水型(BWR)
     上から下がる・・・・加圧水型(PWR)
   の2つの方法があり、九州電力は全て加圧水型、2秒で原子炉を止める事が
   出来る
(下↓のパネル)と強調している。
   
 


<鹿児島県>
 
*8/6 熊本を出発し国道3号線を南下すると、八代の手前で「石釜」と書かれた
  パン屋の看板を見つけ、車をターンさせた。
  道路沿いに石釜が2基ある。薪を燃やす石釜、年代ものだ、店の名はミルキー。


  *台風11号が2日後に九州上陸?とのニュースに、またまた予定を変更し
   川内原発から枕崎、そして、山川地熱発電所のある指宿まで車を走らせた。
   指宿では、海を見ながら名物の「砂蒸し風呂」で汗を流した。
    
熊本(3号→県/44号→県/43号)→川内原発(県43号→3号→270号)→枕崎市火之神公園(226号)
     →指宿休エコキャンプ場)

○川内原発
   川内市内には、源泉掛流しの温泉が多くあり、桜島、栗野岳・韓国岳の霧島山
  と火山郡もあり、もっとも危険な原発の一つが この川内原発だ。
  安倍政権は、再稼働一番乗りを川内原発と言うらしいが、そもそも薩摩川内に
  原発を作ろうとした事が間違っていたのだから、再稼働なんて気違い沙汰だ。

   
 
○蛤良(あいら)カルデラ
 
  川内原発周辺に、大昔にあった姶良大噴火の火砕流の痕跡がある、という話をきいて
   鹿児島湾北部の姶良/蛤良(あいら)カルデラ周辺を走った。
    

   姶良から川内原発まで約40Km。火砕流(入戸火砕流)が届く距離だ。
    

   九州電力は「火山の噴火を前兆をとらえ、核燃料を安全な場所へ移す」というが、
   馬鹿としか言いようがない。
 
   昨日/9月27日 御嶽山の噴火を予知出来なかったことを見て、地元の方々が
  「NO」を突きつける事を期待する。

○展示館

 *
川内原発のPR館は、「展示館」という。
  この展示館で分りやすかったパネルが、下(↓)の「高速増殖炉」。

       
 *再稼働しないで下さい。アンケートに書いて置いてきた。


○山川地熱発電所 大霧地熱発電所
  8/7、この旅も半分を終え、東京に向かって走り始めた。
  今度は台風に追っかけられる羽目になった。
  大霧地熱発電所の近くの野の湯温泉を目指す。
   
8/7 指宿エコキャンプ場→山川地熱発電所(226号→10号→223号→????)→大霧地熱発電所
   →野の湯温泉

  *地熱発電所は、秘境といわれる山の中が一般的だが、
山川地熱発電所は、
   指宿の温泉街から遠くない平地にある。

   

  *宮崎県との境にある霧島大霧地熱発電所、運転や計器の監視は、川内発電所
(川内原発ではない)
    
が行っている。
   九州自動車道から回れば、比較的簡単に行けるが、霧島からのルートは秘境だ。
   見学時間ぎりぎりの16時に着いたが、丁寧に説明してくれた。

    
  
  *「野の湯温泉」が今日のキャンプ地だが、台風の風が強くなり、雨も振り出し、ロッジに
   泊る事にした。
   野の湯温泉は、山の上、もちろん源泉かけ流し、そして驚いたのが
   「元祖 蒸し風呂」と称するサウナ風呂だ。
   サウナとは蒸し風呂の事だが、源泉の蒸気で岩盤が熱せられ天然サウナが出来ている。
   温泉からは、鹿児島湾が見渡せ眺めは最高だ。
   温泉に入る前に、蒸気を利用した「天然蒸し釜」に野菜をぶら下げ夕食作り、
   蒸し野菜にビール、最高の夕食だった。

      



<大分県>
○五木から八丁原地熱発電所
  
以前、熊本県南部の川辺川ダム問題で訪れた五木を通り、阿蘇から久住高原の八丁原地熱発電所
  まで山道をくねくねと走り抜けた。
  何とか台風に追いつかれず、久住高原までは辿り着いた。
   
8/8 野の湯温泉(???→県/103号→268号→九州自動車道→445号)→五木(445号→218号→265号
   →県/11号→県/40号)→八丁原地熱発

  *川辺側ダムの問題で、以前 泊ったロッジ/山小屋で昼食を。
   ご主人から、骨付の鹿肉を送ってもらい、燻製を作った思い出のロッジだ。

    

  *昨日、久住高原に着いたのが夕方になってしまい、八丁原地熱発電所の見学は出来なかった。
   朝 起きると、台風の風と雨、八丁原地熱発電所に行ったが、「台風の為休館」の張り紙がある。
   次の機会に回す事にした。
   次の目的地は、四国/佐田岬半島にある伊方原発だ。台風で四国へのフェリーは欠航という。
   とりあえず、大分まで走ることにした。

     8/9 八丁原地熱発電所(県/11号=やまなみハイウェィ)→別府(10号)→大分
    



<香川県>
  
*大分/東横INで一夜を明かし、佐賀関のフェリー乗り場に行き状況を聞くと、
   午後3時に判断するという。うまく 4時に出航する事が決まった。
   佐賀関をぶらり散歩、のんびりした。
   八幡浜の宿が全て休業、佐田岬の民宿/大岩をみつけ、一泊した。

    
8/10 大分(197号)→佐賀関(フェリー)→三崎(県/256号)→佐田岬

     8/11 佐田岬(県/256号→197号)→伊方原発(197号→県/25号→56号→県/237号)→
      明石寺札所43番(県/29号→県/31号)→仏木寺42番(県31号)→龍光寺(第41番札所)
       →宇和島南レクキャンプ場


○伊方原発
  *8/11 佐田岬灯台の近くには、太平洋戦争当時の佐田岬砲台跡があり、
   豊後水道のこの地が要衝であつた事が伺うかがえる。
   四国の目的地は伊方原発、後は岐阜/瑞浪超深地層研究所を残すだけだ。
   そこで、四国の88ヶ所霊場/お遍路しながら北上する。
    
佐多岬(県/256号→197号)→伊方原発(197号→県/25号→56号→県/237号)
     →明石寺札所43番(県/29号→県/31号)→仏木寺42番(県31号)→龍光寺(第41番札所)
     →宇和島南レクキャンプ場

  *風車
   船から十数基の風車が見えた。
    
   佐田岬から伊方原発に向かう途中、風車の脇を通る事になる。
   風車をそばで見たのは始めて、デカイの一言。
    

  *伊方原発は、佐
岬半島という細長い半島の瀬戸内海側に位置する。
   半島といっても地図を見てもらえれば分るが、中程に山が細長く続く。
   つまり、海辺にある伊方原発は狭く、住民の避難路はなく、最悪の立地だ。
   下の写真は3枚つないだものだが、分ってもらえるだろうか?

   伊方原発の海の向こうが、計画中の上関原発だ。
   安倍内閣・原発村の住人は、まともな神経を持ち合わせていない。

  *お遍路の旅
   
8/12 宇和島南レクキャンプ場(56号)→観自在寺(40番札所)(56号)
      →延光寺(39番札所)(56号→321号→県/27号)→足摺岬・金剛福寺(38番札所)(県/27号→321号→56号)
      →岩本寺(37番札所)(県/23号→県/47号)→青龍寺(36番札所)(県47号)→宇佐大橋下

   
8/13 宇佐大橋下(県/23号→県/39号→???)→清瀧寺(35番札所)//霊山寺(34番札所)//雪蹊寺(33番札所)
      //禅師峰寺(32番札所)//竹林寺(31番札所)//善楽寺(30番札所) //国分寺(29番札所)//大日寺(28番札所)
      →55号→室戸岬→恵比須浜浜キャンプ村

   
8/14 恵比須キャンプ場(55号→神戸淡路鳴門自動車道→阪神高速→名神→北陸自動車道)
      →長浜(滋賀県長浜市鍛冶屋町697)(北陸自動車道→名神)→名古屋




<岐阜県>
○超深度研究所
  
8/15 名古屋(19号)→瑞浪超深地層研究所(??????)→蔵平(257号→新東名)→東京

  
やっと、岐阜/瑞浪にある日本原子力研究開発機構の瑞浪超深地層研究所に辿り着いた。
    
  地下300メートルより深い地底に高レベル放射性廃棄物を捨てたら?・捨てる事が可能か?
  を調べる為の施設らしい。現在 500メートルまで掘ったという。
  Uチューブで、画像があるので見て頂きたい。
  下の写真の建物の中に櫓が隠れている、と言う。
    

 18日間 4547km やっと自宅に辿り着いた。