行革110番 レポート No.134
                  
2009.4.14 行革110番  後藤雄一

    石原知事愛用のペッボトル「東京水実は塩素抜きの水道水
    不当景品類及び不当表示防止法違反の疑い??
         監査請求しました!!


<概要>
1. 東京都水道局は、東京の水道水をペットボトルに入れてあると装って無料配布、
 及び一部販売している。ラベルには「原材料名 水(水道水)」と記載してある。
2. しかし、本件ペットボトル(東京水)を飲んでみても、水道水に入っているはずの
 塩素臭さが全く感じられない
 水道局に問い合わせると、本件ペットボトルの水は塩素を除去してあり、一切入っていない
 という。
3. 水道水について水道局のホームページには、
  「水道水は遊離残留塩素を0.1mg/L以上保持が義務」
  との記述がある。
4. つまり、水道水と記載しているのに一切塩素が入っておらず
 「原材料名 水(水道水)」
 との記載は事実と異なる。塩素が入っていないだから、おいしさいのは当然のことである。
5. 水道局は公営企業として、水道水を販売する事業者であり、水道水の普及・宣伝を
 目的に本件ペットボトルを製造し、原材料名が水道水でないのに「水道水」と虚偽記載し
 無料配布・販売する行為は、水道事業者として誇大広告に当たり
 不当景品類及び不当表示防止法に違反している。
6. よって、本件ペットボトルの製造費用の支出の差し止め、及び販売の差し止めを求める
7
. 原材料が違っているのを承知で販売を続ける東京都水道局の責任は重大で、社会に与える
 影響も計りしれない。
8. また、本件ペットボトルは北京オリンピックでも宣伝しており、世界から笑いものに
 なることだろう。
9. 後日、公正取引委員会に告発の予定です。





<参考>
     _____________________________________________


  都知事、及び、本件財務会計責任者に関する監査請求書
請求の要旨)
1. 東京都水道局は、「品名/ボトルドウォーター、商品名/ペットボトル「東京水」、
 
原材料名/水(水道水)、採水地/朝霞浄水場(埼玉県朝霞市)、内容量/500ml、・・、
 販売者/東京都水道局 TS 東京都新宿区西新宿2丁目8番1号 電話03(5320)6326」
 とラベルに記載してペットボトル入りの水を無料配布・販売している。
        −−採水地については,他の浄水場のケースもあるようだ。−−
2. しかしながら、請求人が
本件ペットボトル(東京水)を飲んでみても、水道水に
 入っているはずの塩素臭さが全く感じられない
3. そこで水道局に問い合わせると、本件ペットボトルの水には塩素を除去
 てあり、塩素は
一切入っていない、という。
4. そこで、水道水について調べると水道局のホームページに以下の通り、
 
「遊離残留塩素を0.1mg/L以上保持が義務」との記述がある。
  「水道水は、水質基準に適合するものでなければならず、水道法により検
  査が義務づけられています
   また、水道法第22条に定められた衛生上の措置として、
厚生労働省令に
  より遊離残留塩素を0.1mg/L以上保持することが義務づけられています。

5. 上記厚生省令である水道法施行規則は以下の通りである。
 水道法施行規則(昭和三十二年十二月十四日厚生省令第四十五号)
      最終改正:平成二〇年一二月二二日厚生労働省令第一七五号
  第一章 水道事業
     第一節 事業の認可等
    (令第一条第二項の厚生労働省令で定める目的)
   第一条  水道法施行令第1条第2項に規定する厚生労働省令で定める目的は、
     人の飲用、炊事用、浴用その他人の生活の用に供することとする。
    (衛生上必要な措置)
   第十七条  法第22条の規定により水道事業者が講じなければならない
        衛生上必要な措置は、次の各号に掲げるものとする。
       給水栓における水が、遊離残留塩素を〇・一mg/l
      (結合残留塩素の場合は、〇・四mg/l)以上保持するように塩素消毒をすること

       ただし、供給する水が病原生物に著しく汚染されるおそれがある場合
       又は病原生物に汚染されたことを疑わせるような生物若しくは物質を多量に
       含むおそれがある場合の給水栓における水の遊離残留塩素は、〇・二mg/l
      (結合残留塩素の場合は、一・五mg/l)以上とする。
     前項第三号の遊離残留塩素及び結合残留塩素の検査方法は、厚生労働大臣が定める。
6. という事は、水道水と記載しているのに一切塩素が入っておらず
 「原材料名 水(水道水)」との記載は事実と異なることになる。
7. 塩素が一切入っていない水は、本来の水道水と比べれば、おいしさは格段
 の差がある事は当然のことである。
8. 水道局広報課の担当者は、「
本件ペットボトル(東京水)は、本来PR目的で作
 成し無料配布していたもの
。東京水を飲んだ方から購入したい、販売出来な
 いかと要望があり現在は一部販売もしている」。つまり、
給水栓から飲む水道
 水がおいしい!と宣伝する為にペットボトルを製造したことになる

  水道局作成のパンフレットからも、分かる。
9. 水道局は公営企業として、水道水(蛇口からの)を販売する事業者である。
10. よって、水道局は水道水の普及・宣伝を目的にし、PR用に本件ペットボトルを製造し、
 水道水でないのに原材料名に「水(水道水)」と記載する行為は、水道事業者として
 誇大広告に当たり不当景品類及び不当表示防止法に違反ている。
  不当景品類及び不当表示防止法
  
(目的)第一条  この法律は、商品及び役務の取引に関連する不当な景品類及び表示によ  
    る顧客の誘引を防止するため、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律、の
    特例を定めることにより、公正な競争を確保し、もつて一般消費者の利益を保護する
    ことを目的とする。
  (不当な表示の禁止)
    第四条  事業者は、自己の供給する商品又は役務の取引について、次の各号に掲げる
     表示をしてはならない。
       商品又は役務の品質、規格その他の内容について、一般消費者に対し、実際
        のものよりも著しく優良であると示し、又は事実に相違して当該事業者と競
        争関係にある他の事業者に係るものよりも著しく優良であると示すことによ
        り、不当に顧客を誘引し、公正な競争を阻害するおそれがあると認められる
        表示
11. よって、本件ペットボトルの製造費用の支出の差し止め、及び販売の差し止めを求める。
12. 原材料違法を承知で販売を続ける東京都水道局の責任は重大で、社会に与える
  影響も計りしれない。
13. また、本件ペットボトルは北京オリンピックでも宣伝され、世界から笑いものに
  なることだろう。

________________________________________________




<参考>
________________________________________________
            告発状

公正取引委員会殿
                       2009.4.17.

 告発人  東京都世田谷区松原4-37-6
             東京都議会議員 行革110番 後藤雄一
 被告発人  東京都新宿区2-8-1
             東京都水道局長 東岡創示

第1. 告発の要旨
1. 被告発人東岡創示(以下「被告発人」という)は、東京都水道局長で東京都水
 道局を代表する。
2. 東京都水道局は、水道事業者として蛇口からの「水道水」を販売(供給)する
 事業している。
3. 「水道水」とは、水道法施行規則/第十七条で「法第22条の規定により水道 
 事業者が講じなければならない衛生上必要な措置は、次の各号に掲げるもの
 とする。」として「三.給水栓における水が、遊離残留塩素を〇・一mg/l  
 (結合残留塩素の場合は、〇・四mg/l)以上保持するように塩素消毒を
 すること。」と定められている。
4. 水道局は「水道水」のおいしさを宣伝する販売促進事業の一環(証拠-2参照)
 として水道水(高度浄水処理水)をペットボトルに詰め「品名/ボトルドウォー
 ター、商品名/ペットボトル-東京水」として38万本製造(平成20年度)し、無料
 サンプルとしてイベントや街角で無料配布している(一部、都庁展望台等で販
 売している)。
5. 本件ペットボトル「東京水」は、水道水を原料にしているがペットボトルに
 詰める際、塩素を除去している。 
  商品=蛇口の水・・・・・・・・・・塩素 入り
  サンプル=ペットボトルの東京水・・塩素 無し(抜き)
6. 販売促進・宣伝等に使うサンプルは、当然その商品と全く同じものでなけ
 ればならず、違っていたら消費者を騙すことになる。
7. 本件ペットボル「東京水」は塩素を除去しているので、蛇口の水に比べれば
 塩素臭がない分、おいしく感じるのは当然であり、東京都水道局(公営企業)
 が行っている本件行為は、販売する商品(水道水)サンプルを違うものであり、
 蛇口からの水道水のおいしさをアピールし消費者を欺いている。 
8. よって、本件ペットボトル「東京水」の無料配布・販売は不当景品類及び
 不当表示防止法・第4条1項に違反すると思料するので、
公正取引委員会
 に対し、ペットボトル「東京水」の製造及び配布・販売の差止めの排除命令
 を求める。
9. 最近製造した「ペットボル-東京水」のラベルには小さく「(ボトル詰めの過
 程で塩素を除去しています) 高度浄水100%の水です」と書かれているが、上
 記の通り、蛇口からの水道水のおいしさをアピールするために行っているに
 もかかわらず、蛇口から出る水道水とは別のものであり、消費者を欺いてい
 ることに変わりない。

<告発内容>
   不当景品類及び不当表示防止法・・4条1項違反

証拠説明
証拠 1. 本件ペットボトル「水道水」のラベルのコピー
証拠 2. 東京都水道局作成パンフレット「安全でおいしい水プロジェクト」

     ___________________________________________





                戻る