行革110番 レポート NO.14
            2002.5.20. 行革110番 後藤雄一

           耐震基準IS値0.6を下回る
       「0.09、0.17,0.19,・・・・・」

            都立学校の耐震結果!
        耐震基準を満たしていない建物は
           原則使用しない!
        行革110番の情報公開請求に対し、
      都教育庁は別紙による耐震診断結果を公開した。


<診断結果の概要>
1. 行革110番は、3月の文教委員会で教育庁施設部長が「耐震補強工事を、平成20年
 をめどに行う」という発言に着目し、資料を請求した。・・・・・・別紙1.
  資料より、盲・ろう・養護学校が後回しにされているのではないか? との疑問
 から、学校現場を視察し、都教育庁の施設管理のズサンさを確認した。
2. 別紙1に関する耐震診断結果を資料請求したところ、拒否されたので、情報公開
 請求に切り替え、情報公開請求書を提出。
3. 都教育庁は、60日間の決定延長を決定。行革110番は、平成2年に世田谷区で行っ
 た本件同様の耐震診断結果に関する情報公開裁判で公開された旨を告げ、公開を要求
 する。
4. 都教育庁は、耐震診断結果のオリジナル文書の公開に代わりに、担当部が作成する
 各学校ごとの耐震結果集計表を作ることを提案(14年耐震診断を行う学校は除く)。
 行革110番も了承した。
5. 今月17日(木)、別紙2の学校ごとに耐震診断結果を集計された資料が行革110番
 に届けられた。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・別紙2.
6. また、都教育庁は同時に都の方針として、2年間前倒しで耐震補強工事を行う、
 そして、IS値の低い建物は原則使用しない、との方針をまとめた。・・・別紙3.

<問題点>
1. 放置していた責任!
  耐震診断は、昭和50年代そして、昭和60年代に実施され、耐震補強の必要性が
 指摘された都立高校が数多くあるにもかかわらず、放置していた責任は重大である。
                     ・・・・・・・・・・別紙4.
2. 危機管理能力の欠如!
  行革110番は、平成2年に世田谷区内の小・中学校の10校12棟の耐震診断結果
 (IS値が基準を満たしていない)を入手し、交渉の結果1年で補強工事を完了させた。
  当然、平成2年当時から都立学校も耐震診断結果に基づき補強工事を行っていれば、
 今回の事態は免れたはずである。
  世田谷区の耐震診断は、東京都からの指導で行われ、耐震診断結果が悪い建物に
 対して都から再度の耐震診断を行なうよう指導を受けていた。・・・・・別紙5.

3. 今後の対応策!
  都教育庁は、管理者である学校長に「IS値を周知し、該当校における建物の耐震状
 況の把握を徹底する」としているが、生徒、父母への情報の公開をすることを拒んで
 いる。
  行革110番は都教育庁に対し、学校PTAにも情報を提供し危機を共有して、知恵を
 出しあうことを要望している。
  これでは、本来の危機管理とはいえない。学校の危機管理とは、現場にいる生徒・
 父母にも現状を知らせ、信頼関係を築くことが重要だと考える。
  今まで都教育庁は、学校長にすらIS値を公開することなく安全であると嘘をついて
 いたこと、そして、学校長も耐震について積極的に対処することをしなかった。
  資料の中に「IS値0.09」とかかれた城南養護学校。常識では理解できない数値だ。
 現場にいってみると、1階が送迎用のバス駐車場、2階が体育館。
  その体育館に接続(増設したと思われる)している便所等の部分だった。
 都教育庁の方針に従えば、この便所等の部分を使用禁止にすることになる。
 何故今まで、隠していたのだろう。危機管理が都庁では機能していない。
 公開し、知恵を絞れば急場の危険は回避できるはずだ。 
 
          行革110番 後藤雄一
           連絡先  議会控室   5320-7281
                自宅     5300-8457

  
  耐震結果の実際の値については、調査レポートNO.5を参照して下さい。



                  
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