行革110番 レポート NO.16
           2002.6.24. 行革110番 後藤雄一
          
            地震だ!
     
消防署の車庫が開かなくなるかも!
    (渋谷消防署代々木出張所-IS値0.22  10mのシャッター)
    〔芝消防署-IS値0.23、鉄の扉が20枚)

 都内消防署の耐震補強状況をお知らせします。
 消防庁幹部の危機管理の実態が解ります!
        
<現状>
  行革110番の調査で、都全域で足立区が5つ、港区と杉並区が4つ、千代田区・
 渋谷区・葛飾区が3つ、等々で合計51消防署が耐震補強が未整備ということが
 わかった。
  耐震診断指標IS値の低い施設の耐震補強工事は当然、急がなければならない。
  IS値の低い消防署の緊急車両用車庫は、間口が広く・耐震壁等が不足しIS値が
 低いのが現状であり、1階天井部分が変形・倒壊等の危険があることが、阪神淡路
 大震災の消防署の被災状況から証明されている。
  消防署は夜間、防犯のためにシャッターを閉める。仮に、夜間に地震が起った場合
 IS値の低い消防署は、1階天井部分が地震で被害に遭い、シャッター・扉が開かなく
 なる危険性がある。阪神淡路大震災でも、行革110番が危惧する「シャッターが開閉
 不能」になった消防署が4件報告されている。
  
<実例>
 1. 渋谷消防署代々木出張所のシャッター方式である。耐震指標IS値が1階部分が
  0.22。2階が0.31、3階が0.24、4階が0.28、と耐震診断結果が最悪の数値を
  示している。
  そして、開口部(間)にシャッターの棒がなく、1枚のシャッター。
  つまり、長さが「10メートル」である。
 2. また、芝消防署は、11階建て(4階以上は消防職員住宅)、車庫は鉄製の20枚
  の扉で閉められる。耐震診断のIS値は、1階が0.298、2階が0.367、3階が0.333
  等と値を示している。
 3. 行革110番が指摘すると、消防庁の答えは、「地震により開放不能になった場合
  は、エンジンカッター等で切断して開放する。」と楽観的に答える始末だ。
  
<消防庁の見解> 
  代々木出張所のように車庫の開口部がシャッター方式は、9消防署。
 扉方式は、34消防署。.
  消防庁の見解では「消防自動車等の備品の盗難を避けるため、夜間は閉める。」
 という。

<行革110番の主張>
  消防署は都民の生命・財産を守ることを責務としているはずである。
 消防署の入り口の脇に受付があり隊員が24時間詰めている。
 すべての消防署の耐震補強工事が完了するまで3年間かかるという。
 ならば、「補強工事が終わるまで、夜間の隊員に不寝番で見張らせ、シャッターを
 開けておく」。当然のことだと思う。
  また、消防署の補強工事の順番も、建築年数によっているのではないかと推測
 される。
 耐震補強工事の順番も、耐震診断の結果を重視すべきである。



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