行革110番 レポート NO.17
           2002.6.27. 行革110番 後藤雄一
          
       残額カードが現金に化ける!
         
           大江戸線「若松河田町」!
          交通局も認めた、不正な手口

 本日、監査請求をしました。

<概要>
 行革110番の調査により、大江戸線「若松河田町」駅において、乗客が忘れていった
又は、捨てていったパスネット等のカードから、残額が残っているカードを取っておき
現金に換えていた事実が解りました。
 残額が残っているカードの現金への換金方法・事件の概要は以下の通りです。

一、現金の換金方法

1. 乗客が改札口で、パスネット等のカードの残額が少なく改札を通れない場合、
 カードの利用をあきらめ自販機で乗車券を購入する。
2. 本来なら、残額のあるカードを自動販売機に入れ、そして、不足額に現金を使い、
 乗車券を購入することが可能なのだが、知ってか知らずか現金のみで購入し、
 「残額が残っているカード等」を自販機前等の使用済みカード入れに入れる乗客も
 いる(使用済みカード入れがない駅もある)。
3. 本件若松河田町の本件駅職員は使用済みカード入れからカードを回収し、残額が
 あるカードだけを別に保存する。
 (カードの残額は当然の事だが、1区間「170円以下」である。)
4. そして、本件駅職員は残額が残っているカード2枚を組み合わせて、自販機に
 入れて乗車券を買う。
  残額がある2枚のカードでも、最低料金(大人17円、子供90円)に満たない場合
 は、不足額を現金で投入し、乗車券を購入する。
  乗車券は主に最短区間の「大人170円、又は子供90円」を購入する。
  自販機は、カードは2枚まで投入できる。
5. 本件駅職員は上記4.の方法で購入した切符を、本件駅職員自身で払戻(廃札)し
 現金に換金する。

二、事件の概要

1. 3月18日、本件駅職員は、朝4時58分から5時3分の間に、上記一の現金換金方法
 テクニックを使い、170円を6枚、110円を1枚、90円を4枚の合計11枚、計1490円
 分の乗車券を購入し、廃札にし、現金に換金している。
2. 同様に、4月17日には、朝の4時59分から5時3分まで、残額カードを使い
  170円を4枚、90円を7枚、合計11枚、1310円の乗車券を購入し、廃札にし、
 現金に換金している。
3. 交通局は、「上記1.2.の換金後、本件駅職員は各1千円のカードを購入した。」と
 説明している。
  そして、そのカードは現在局が保管しており、差額については「記載忘れ」を
 主張し、着服を否定しているが、百歩譲っても、その差額、3月18日は490円、
 4月17日は310円は窓口引き継ぎ簿に記載されておらず到底認められるものでは
 ない。

<問題点>
 大江戸線の駅職員の「現金に対するモラルの低さ、そして、管理体制の不備」
と言えるでしょう。
 交通局では、カード等の盗難が数件続きました。
この原因は、本件に現れているように、職員のモラルの低さ、現金の管理の甘さ、
管理職の質の悪さ等々と考えられます。



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