行革110番 レポートNo.58        
                   2004.6.10 行革110番 後藤雄一

          
都議会自民党幹事長
           
<64,885円を弁済>
       運転手の人件費・ガソリン代・車両リース料
         高速代、そして、利息分も!

概要 
 平成15年11月22日(土)、日本テレビ「報道特捜プロジェクト」で以下の
番組を放映した。
 「
平成15年11月6日、都議会自民党幹事長が専用公用車を、
衆議院議員選挙候補者の応援に利用している実態

 行革110番は、上記番組を基に、監査委員に対し、本件ビデオテープを
事実証明書として添付し監査請求を行った。
しかし、
監査委員は「却下」した。
そこで、行革110番は、監査結果を不服として、平成16年4月、東京地裁に提訴した。
 第一回口頭弁論が6月10日と決まった。
ところが、6月4日(金)、被告から届いた答弁書を要約すると、
本件議員は、衆議院議員選挙候補者の選挙応援に行くため、本庁庁有車の使用し、
そのことによる東京都に与えた損失に対する弁済を申し出た為、都は事実を確認し
納入通知書を発行し、そして、本件議員が納入した。よって、東京都の本件議員に
対する不当利得返還請求権ないし賠償請求権は消滅した。
」と書かれていた。
 本日の弁論で、行革110番は、監査結果・判決に基づかないものはただの「寄付」
であり、あくまでも判決を求める、と書面を提出した。

問題点
1 都議会議員が監査結果、判決等の明確な違法理由の判断が示された理由な
 くして、東京都に金員を納入すると公職選挙法の寄付行為に抵触し、公職選
 挙法違反にならないか?
○ 本件同様「日本テレビ報道特捜プロジェクト」で放映した埼玉県議会の
  海外視察(議員の如何わしい店への出入り、議員が女性をホテルへ、等の場
  面が放映された)に関し、参加した埼玉県議会議員が埼玉県に旅行代金を弁
  済しようとしたが、埼玉県は受領せず、県議会議長が預かり、その後、本人に
  返還されている、と聞く。
   また、原告が費用弁償として10,000円を受領したが、交通実費は260円
  であり、9,760円は不当利得に当たるので東京都に返還しようとしても、
  都は受け取りを拒否している。
2 監査委員の機能停止
  本件監査請求では、監査委員が無知なのか、本件議員が監査を求めなかっ 
 たのかは不明だが、監査すら行われていない。
  現在の東京都監査委員では監査機能が発揮できず、崩壊していることを露
 呈した。
3 都議の公用車は議会活動、つまり、公務以外の使用は認められていない。
 にもかかわらず、都議が公用車を利用し選挙応援、個人・会派の政治活動、
 そして、タクシー代わりと言われても仕方がない利用をしているのは、周知
 の事実である。
  一部の都議の見識の無さはもちろんの事、この事実を見て見ぬ振りをする、
 都議会事務局、そして、公用車の運行を管理している財務局経理部輸送課の責
 任も見過ごす訳にいかない。
 
コメント
 「本件を契機に都議の公用車・ハイヤーの利用が適正に行われることを
 期待し、今後も監視を行っていく。」


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