行革110番 レポート NO.76
                 2005.8.24. 行革110番 後藤雄一

          土曜・日曜・祝日
        
ハイヤー利用代金
        <利息も含め>
        
都議が返還

<概要>
  行革110番が平成16年4月6日に東京地裁に提訴し争っていた「都議の土曜・日曜
 ・祝日のハイヤー利用事件」に関し、本日の口頭弁論において、被告東京都知事からの
 書面で、8月19日「田代・三宅・土屋」各議員が使用したハイヤー代金に利息をつけて、
 各議員個人が全額返還した事を明らかにした。

<争点>
 行革110番
   本件ハイヤー利用が「私的利用」の疑いがあると主張。
 被告
   都議の仕事は1日24時間365日であり、本件ハイヤー利用は合法、そし
  て、支払い手続きも適法であるとし、入り口論で門前払いを主張。

 しかし、裁判所が前回(7/13)の弁論で、「都議を証人尋問し事実を調べ判断する事」を
事実上決めたので、都議がハイヤーの利用実態が明らかになるのを恐れて、ハイヤー代金に
利息を付け、個人の負担で返還し裁判を終わらせようとしている。
 
<経過>
    平成15年11月・・本件各議員が土曜・日曜・祝日に本件ハイヤー
            利用する。
    平成16年2月9日・・・・・監査請求書提出
    平成16年4月6日・・・・・東京地裁に提訴
1)被告東京都は、都議のハイヤー利用実態が明らかになるのを恐れ、行革110
 番が提出したハイヤー会社に対する文書送付嘱託・文書提出命令に猛然と反
 対した。
2)裁判所が都議の証人尋問に前向きになると、被告は熊本大学大学院(法科大学 
 院)の「林勝美」教授に依頼し、「議員の活動と公費負担の範囲に関する意見書」
 を提出した。
3)本日(8/24)の口頭弁論で「証人尋問」が決まる予定になったため、8月19日
 付けで「田代・三宅・土屋」の各議員が、ハイヤー代金を返還し、証人尋問
 で事実が明らかになることを回避。
5)行革110番は、被告に訴訟費用を全額負担するよう求める書面を提出(8/24)。

<問題点>
1. 都議会で
 「都議会における公用車の使用要領
   使用基準
    土曜日・日曜日および祝日の利用は、東京都および関係機関の行事に    
   出席する場合等のやむを得ない場合に限る」
  と議員自ら定めているのに、本件ハイヤー利用は上記使用基準を満たして
  いない。
2. 上記都議自らが「要領」を定めているのに、本件土曜・日曜・祝日の利用
 についての説明責任を果たすことなく、利息までつけて返還したことは、私
 的利用を事実上認めた事になるのではないか!
3. 行革110番が情報公開で入手した資料から、本件は氷山の一角であること
 が分かる。

<行革110番のコメント>
  都庁では、都議、そして、局長等の公用車・ハイヤー利用が杜撰であり、
 行革110番は今後とも、廃止を含め、適正に利用されるよう監視していく。





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