行革110番 レポート No.102
                    
2007.6.10. 行革110番  後藤雄一
        
         官製談合の疑い??
          入札を中止
      都・教育庁/東部学校経営センター


概要)
  昨年、行革110番が、都立高校での什器(机・イス・ロッカー等)の入札で  
 業者からの下見積、グループ企業の入札等の「談合の疑い」を指摘した。
  今回は「官製談合??」と疑われても仕方がない事実が、行革110番の調査 
 で判明し、教育庁は直ちに入札参加希望を募るホームページの掲載を中止し
 入札自体も中止した。

契約)
 契約番号/19-00294
 件名/生徒用机外27件の買入
  (八潮高校、江北高等学校、青井高等学校、葛飾総合高校、橘高校)
 入札方式/希望制指名競争入札
 開札予定/平成19年6月28日 9時45分
 希望申請期間/平成19年6月4日〜平成19年6月8日  
 担当局部課/教育庁(高等学校)東部学校経営支援センター管理課

行革110番の調査・疑惑解明の経緯)
 1. 教育庁の入札情報サービスをチェックする
 2. その中で「机・イス等」の入札にも係らず,仕様書には寸法の記載がなく
  参考メーカー・型番が「1〜3」と順序よく書かれている。
   (橘高校だけは寸法が書かれているが。)
 3. 本来、参考メーカー・型番は「同等品」を選ぶ為の「参考」のはずである。
  しかし、
   ?「八潮高校」では同一品目の参考メーカーの3社のうち2社が同じ。
  不審に思いインターネットで調べると
   ?「八潮高校・橘高校」では3社のうち2社が「社内カンパニー、グループ会社」
  という仕様書になっている。
 4. 6/6(水)、行革110番が身分を名乗らず,契約を担当する東部学校経営支援センターに
  電話をかけた
。以下、担当者との会話の内容です。
   行革・・・「仕様書に参考メーカーとあるが、どういう意味なのですか?
   担当者・・「基本的に参考1で選んで下さい、とお願いしている。参考の為  
       に3つ上げている。

   行革・・・「業者を指定するとは,官製談合だ。課長と変わってほしい。
   担当者・・「あなたは誰だ。課長は席をはずしている。
   行革・・・「都議会議員の後藤です。今あなたが言った事は、官製談合と疑
       われても仕方ない。課長がいなければ管理職を電話に出してほしい

 5. こんなやり取りで、担当課長が電話に出た。
  課長に担当者とのやりとのを告げ,念のために課長から担当者の言い分を聞いてもらうと
   「参考メーカーの1から探して頂いて、順次に2、3、を当たって下さい。という
    ニュアンスのつもりで答えた

  と課長が聴取してくれた
 6. 都の契約担当者として、「決して言ってはならない言葉だ!!」
  担当者は「学校から上ってきた参考メーカー3社・型番をそのまま仕様書に書いた。」
  と悪意を否定する。
 7. しかしこの他にも仕様書の中の注意事項には、
   同等品を採用する場合は、甲の担当者に事前に協議すること
  と書かれている。 
   これでは,入札を希望する業者
   「同等品で入札に参加しよう
  と考えても、契約担当者に事前に連絡を取らなければならず,連絡を取れば
  業者に「参考メーカー1」を押し付ける訳であり,これでは担当者が談合を指
  導している官製談合そのままである。
 8.  また担当者は、葛飾総合高校と青井高等学校から参考見積のコピーが送られてきた
  と言っており、この2校は下見積を取っていたことになる。
   そこで、橘高校、八潮高校でも下見積を取っていたか調査を依頼している。
9. 行革110番が教育庁「契約管財課」に本件入札の実態を指摘すると、
  当日「入札を中止します」と即断した。

コメント)
 教育庁は、「学校経営支援センター」を契約業務の効率化・談合防止の為に機能している、
 と胸を張る。
 しかし実情は、「同等品を選定する」ときは、契約担当者に電話をするよう注意事項に明記し、
 業者が電話をすれば「メーカー・型番」を指定するような指導をする。 官製」を広辞林でひくと「政府が監督してつくることと書かれているが,
 「学校経営支援センター」の官製談合?の構図が浮き彫りになった。



______________________________________________

     ____________________________________________


    ____________________________________________

    ___________________________________________

     ___________________________________________

     ________________________________________

    
            戻る