行革110番 レポート No.104
                  
2007.7.6. 行革110番  後藤雄一

       東京都水道局水道ニュース
           想定問答集
       <みのもんた氏の表紙と対談について>

概要)
  東京都水道局は、年4回(1月・5月・7月・10月、)、都内全域(430万部)に
 新聞織り込みで水道ニュースを発行している。
  水道ニュース5月号は、タレントの「みのもんた」さんが表紙に、そして対談記事が
 2面に載っている。
 「みの」さんは水道メーターの製造販売をする(株)ニッコクの社長さん、ニッコクは
「みの」さんの芸能事務もおこなっている。
 この
ニッコクだか、水道局の入札に関する水道メータ談合事件で東京都から損害賠償
 請求まで受けている。

  そこで都民からの苦情を心配した広報課が、発行前日、課長名で「5月17日発行の
 水道ニュース5月号について」と題する事務連絡が配られた。それは、都民からの
 苦情に対する「想定問答集」だった。

「質問返答案」として
 「■問い合わせなどへの対応(回答)は、別紙の通りに用意しました。この回答で、
  お客様が「納得する・しない」とかいろいろありますが、これで対応するしか
  ありません。※繰り返し「同じ回答をするしかありません」
  ■ただ、出演料(ギャラ)などの対談費用の質問では・・・
  想定の回答の通り「出演料は公開しない」旨で説明して下さい。
  説明してもご納得いただけないお客様に対しては、総務部庶務課で「支払根拠」や
 「考え方」があるので、お客様の(「氏名」「連絡先」をお聞きし
 「後ほど、総務部からお電話いたします。」という対応。・・・・
  (即、総務部庶務課に電話を回せなど対応には、回すしかない)」

そして別紙の想定問答集を抜粋すると、
Q 対談相手に「みの氏」を選んだ理由は?
答 「みの氏」は水と健康への造けいが深い事は知られており、3月9日の松岡農林水産
大臣の「水道水を飲んでいる人はいない」発言の折りにも、番組内で高度浄水処理による
東京の水道水が安全でおいしくなったと説明している。


Q 対談費用はいくらだったのか?
答 出演料にあたるため、「みの氏」の営業活動に損害をあたえるおそれがあるので、
費用を公開することは控えさせていただいております。


Q 「みの氏が代表を勤めている会社「(株)ニッコク」は過去に水道メーターの談合事件
を起こしているが、解決したのか?また、そのような人物を選んでよいのか?
答 第2次談合は和解済みです。毎年度和解金を滞りなく支払い中です。

  第3次談合では、損害賠償請求を実施し、違約金及び課徴金を支払い中です。
 談合事件については、解決しているし、その後の契約履行についても問題ない状況を
 基に判断している。


○想定問答集まで作り、「出演料の公開は控えさせていいただく」と、
都民に答えておきながら、情報公開請求すれば
タレントの出演とそれに伴う経費の支出」として「100万円」と公開する。

 公開できるものを公開しないと都民を欺く。
 これが水道局のお粗末な隠蔽??体質だ。

    
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